Amtrak - Buffalo, NY - Exchange Street Station (BFX)

エリー湖の東端にあるバッファロー市はニューヨーク州西端の主要都市で、人口は約30万人。　バッファロー市のダウンタウン（中心地）もエリー湖に沿ったエリアにあります。　アムトラックのバッファロー・エクスチェンジストリート駅はそのバッファローダウンタウンの南外れにあります。　高速道路の高架下にあるので薄暗く、陰気な雰囲気の駅です。　町外れの寂しい所ですが、治安の悪さは特に感じませんでした。　日中ならばこの駅から200メートル西にあるライトレールの駅まで徒歩で行っても問題はなさそうです。　駅舎はニューヨークセントラル鉄道が1952年に建造したレンガ造りの小さな建物を使用しています。　小さな駅舎なので、当然待合所も小さいです。　この駅はアムトラック係員のいる有人駅ですが、土日は休みで待合所も開きません。　外に出てもう一度駅舎を眺めます。　周囲が荒れた環境なので、その小さな可愛らしい駅舎とのギャップが激しいです。　駅舎のホーム側にまわると、そこには廃線跡のような光景がありました。　土に埋もれた枕木、水はけの悪い路盤、錆び付いたホーム上屋の鉄骨。　どう見ても現役の路線には見えません。　なかなか個性的な駅です。

バッファロー・エクスチェンジストリート駅の4キロ東には旧バッファロー・ユニオンステーションの建物が今も廃墟のまま放置されています。　1929年に建造された巨大な駅舎です。　その巨大さゆえ鉄道の斜陽と共に不要になり、1979年をもって閉鎖されました。　アムトラックが発足したのが1971年ですから、71年から79年まではアムトラックもユニオンステーションを使用していたのです（アムトラック時代はユニオンステーションとは呼ばず、セントラルステーションと呼んでいました）。　このユニオンステーションの廃止と引き換えに1979年に新しく出来たのがバッファロー・デピュー駅です。　シカゴとニューヨークを結ぶ夜行列車のレークショア・リミテッド号はデピュー駅発着で、ここエクスチェンジストリート駅には来ませんのでご注意を。

追記：
1952年建造の駅舎は2019年に解体されました。新しい施設が出来るまではアムトラックは仮設駅舎を使用します。

所在地	75 Exchange Street Buffalo, NY 14203
経緯度	北緯42.88度　西経78.87度
標高	179ｍ / 586ft
人口	261310人（2010年統計）
駅員	有人駅
営業時間	6:15-16:00 月-金（土日休）
駅舎	レンガ造り駅舎、1952年建造
乗降客数	34384人（2011年度）

2019年3月3日訪問


駅全景		駅舎正面


正面入口		土日は休業（この日は日曜日）


駅舎内部		Lake Shore LimitedはDepew駅を利用


駅舎ホーム側		駅名標


東方向（ニューヨーク方面）をのぞむ		西方向（トロント方面）をのぞむ


駅前風景（駅から北方向をのぞむ）		アムトラック用駐車場の案内

2005年8月13日訪問


駅舎正面		駅舎正面


正面入口		待合所とチケットカウンター（右）


駅舎ホーム側		待合所入口（ホーム側）


東方向（ニューヨーク方面）をのぞむ		西方向（トロント方面）をのぞむ

列車名	経路
EMPIRE SERVICE	[ Niagara Falls, NY - Buffalo, NY - Albany, NY - New York, NY ]
MAPLE LEAF	[ Toronto, ON - Buffalo, NY - Albany, NY - New York, NY ]

名称	種別
NFTA - Niagara Frontier Transportation Authority	ライトレール（地下鉄）