BWI AIRPORT |
MARYLAND |
(BWI) |
BWI Airport駅はアムトラックで最初の空港アクセス駅として開業しました。 高速列車の「アセラ」も停まるこの駅は年間乗降客数も50万人を超え、空港アクセス駅として成功を収めています。 空港へのアクセスだけが目的のため駅周辺は雑木林しかなく、住宅地や工場すらもない寂しい場所です。 しかし駅前には大きな立体駐車場が建てられていて、雑木林の中に忽然と巨大建造物があるさまは不自然です。 この駅前駐車場はアムトラックの利用客が使うこともできますが、ほとんどは空港利用客が使用しているのではないでしょうか。 この駅(駐車場)から空港までは無料のシャトルバスが運行されています。 駅舎は1981年建造のコンクリート剥き出しの近代的な建物です。 完成当時は洒落ていたのでしょうが、今は全体的にくすんだ灰色になり落ちぶれた感じがします。 小さな駅舎ですがアムトラック係員のいる有人駅で、小さな待合所とチケットカウンターがあります。 その内装のデザインはアムフリート客車を模しているかのようで、天井から続く金属のコルゲートが弧を描いてカウンターの上部にまで達しています。 この駅はコミュータートレインのマーク(MARC)と共用しています。 またシャトルバスで空港まで行くと、ボルチモア・ダウンタウン方面へのライトレールが利用できます。 この駅が接続している空港は駅名からも分かるように「BWI Airport」です。 「BWI」とは「Baltimore/Washington International Airport」の略称で、名称の通りボルチモアとワシントンDCの中間に位置する国際空港です。 アムトラックの「BWI Airport」駅は一見すると短い駅名に感じてしまいますが、実は長い駅名の略だったのです。 もし略さずに表したとするとこの駅名は40字になり(途中の「/」も含む)、単語2つ以上の駅名としては最も長い駅名になります。 さらに、この空港の正式名称である「Baltimore/Washington International Thurgood Marshall Airport」にすると56字になり、もはや敵なしです。 この「BWI」は空港コードと同じですが、かなり一般に普及しているので知名度はあります。 つまり「BWI」は地名としても十分活用できるレベルであり、そうなると「BWI Airport」は略称ではなく、アムトラックの駅名としては正式名称としたほうが良いのかもしれません。 「BWI Airport」を正式名称とすると10字の駅名になり、ごく普通の字数になってしまいます。 |
駅情報: |
所在地 |
7 Amtrak Way |
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経緯度 |
北緯38.19度 西経76.69度 |
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標高 |
24m / 80ft |
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人口 |
651154人 (Baltimore) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
5:00 - 22:45 毎日 |
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駅舎 |
近代駅舎、1981年建造 |
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乗降客数 |
578554人 (2005年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Boston, MA - New York, NY - Philadelphia, PA - Washington, DC ] |
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[ Boston, MA - New York, NY - Washington, DC - Newport News, VA ] |
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[ St. Albans, VT - Springfield, MA - New York, NY - Washington, DC ] |
都市鉄道情報: |
名称 | 種別 |
MTA -Maryland Transit Administration |
コミュータートレイン(MARC)、ライトレール |
駅舎正面 |
駅舎ホーム側 |
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プラットホーム |
待合所とチケットカウンター(奥) |
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南方向(ワシントンDC方面)をのぞむ |
北方向(ニューヨーク方面)をのぞむ |
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ワシントンDCへ向けて出発するアセラ |
駅前から発車するBWI空港へのシャトルバス |
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