CHARLESTON |
SOUTH CAROLINA |
(CHS) |
サウスキャロライナ州チャールストンは奴隷貿易と綿貿易で栄えた港町です。 町の成り立ちとしてはジョージア州のサバンナと似ています。 そしてサバンナと同じくそういった古い歴史を頑なに守り抜いた、古き良き南部の面影を残す町として知られています。 「チャールストンでは幽霊の出ない旧家を見つけるのは至難の業だ」と書かれている本もあるそうで、幽霊屋敷のような古い建物が多く残っている不気味な町という印象を受けます。 ここまでいかにも町を見てきたように書きましたが、私はチャールストン市を訪れたことはありません。 でもアムトラックのチャールストン駅は訪れました。 このチャールストン駅は実際には北チャールストン市(North Charleston)に位置していて、チャールストン市ではないのです。 こういった場合、市名にならって「North Charleston」という駅名になることが多いのですが、ここでは「Charleston」を駅名としています。 そういう訳で私は駅のある北チャールストン市しか訪れていないのです。 しかし幽霊がいそうなこの町は気になるのでもう一度訪れて、旧い町並みを観察したいと思います。 アムトラックのチャールストン駅は1956年建造のアトランティック・コーストライン鉄道(Atlantic Coast Line - ACL)の駅舎があります。 近代的な建物ですが、ウグイス色の駅舎は今の建物にはない古さがあります(日本でいう「昭和的」な感じ)。 この駅舎は2階建てになっていますが、その2階部分は以前CSXTの管理事務所(チャールストン区)がありました。 しかし合理化のためチャールストン区が約150キロ北にあるフローレンス区と合併されたので、今は使用されていません。 開放的な駅が多いアメリカですが、この駅はぐるりと金網のフェンスが囲っています。 駅への入口も門扉が付いていて、空港のような物々しさを感じます。 なぜここまで厳重にセキュリティー対策をしたのかは分かりませんが、この手の金網フェンスは駅には似合わないですね。 駅の雰囲気が冷たくなります。 この駅はアムトラック係員のいる有人駅で、待合所をはじめ駅施設は整っています。 駅のすぐ北側には貨物の引込線があり、青い入換用機関車が暖かい日差しを受け昼寝をしていました。 アムトラックにはウェストバージニア州にも同名のチャールストン駅があります。
再訪記: |
駅情報: |
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所在地 |
4565 Gaynor Avenue |
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経緯度 |
北緯32.88度 西経80.00度 |
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標高 |
9m / 30ft |
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人口 |
96650人
(Charleston) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
4:00 - 23:00 毎日 |
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駅舎 |
近代駅舎、1956年建造 |
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乗降客数 |
50608人 (2005年度) |
アムトラック列車情報: |
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列車名 |
経路 |
[ New York, NY - Washington, DC - Florence, SC - Savannah, GA ] |
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[ New York, NY - Florence, SC - Orlando, FL - Miami, FL ] |
厳重なゲートがある駅入口 |
駅舎正面(南東側) |
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駅舎正面(北東側) |
正面入口 |
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プラットホーム |
チケットカウンター |
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フェンスと有刺鉄線に囲まれた駅 |
駅の500m北 (Montague Avenue) |
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南方向(マイアミ方面)をのぞむ |
北方向(ニューヨーク方面)をのぞむ |
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ノーフォーク・サザン鉄道のヤード事務所 |
ヤードに停まるNSの機関車 |
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チャールストンの街並み |
チャールストンの街並み |
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この雰囲気はサバンナの街並みに似ている |
チャールストン・ダウンタウン |
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ここから下は2003年訪問時の写真です。 | ||
駅舎正面 |
正面入口 |
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プラットホーム |
駅の入口には門がある |
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チケットカウンター |
待合所 |
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北方向(ニューヨーク方面)をのぞむ |
南方向(マイアミ方面)をのぞむ |
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駅の北側にある貨物引込線 |
引込線の奥に駅舎が見える |
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