PORTLAND |
オレゴン州ポートランドの都市鉄道 |
都市圏人口約170万人、生活環境がとても良く、常に住みたい町の上位に選ばれるオレゴン州ポートランドです。 治安、気候、物価のどれをとっても優位に立っています。 この町には消費税がないので、5ドルのものは5ドルで買えます。 もうひとつの特徴、これはポートランド市だけではなく、オレゴン州全体に言えることですが、ガソリンスタンドではサービススタッフが給油をしてくれます。 これは日本では当たり前のことですが、アメリカ国内では非常に稀です。 他州でもサービスとセルフのどちらかを選択できるというガソリンスタンドはたまにあります。 しかし、オレゴン州のように強制的にサービスされるというのは見たことがありません。 ですから、他州からオレゴン州へ入り最初に給油する時は、今までの癖が出てつい自分でやってしまいます。 車をポンプの横に停め自分で給油していると、後ろに人影を感じ、振り向くとおじさんが立っていました。 目と目が合っても黙って立っています。 非常に不気味で、夜だったこともあり強盗かと警戒していると、「私が給油するよ」と話し掛けてきました。 意味が分からず「なぜ」と聞き返すと、「オレゴン州だから」と言ってきました。 そこで初めて彼が給油係の人だということに気付き安心しました。 そんな苦い経験もあります。 話が逸れましたが、ポートランド市には2種類の都市鉄道が運行されています。 ひとつがライトレールのマックス(MAX)、もうひとつがポートランド・ストリートカー(Portland Streetcar)です。 どちらもポートランドの公共交通を一手に引き受けるトライメット(TriMet)が運行しています。 ライトレールのマックスは現在3路線、東西へ伸びるブルーライン(Blue Line)、空港までのレッドライン(Red Line)、北部をカバーするイエローライン(Yellow Line)があります。 ポートランド・ストリートカーはダウンタウン周辺を南北方向に走っています。 トライメットはダウンタウンでは東西に横切っているので、南北に走るストリートカーの路線と十字交差をしている場所が4ヶ所あります。 マックス、ストリートカーの両路線共に旧型のストリートカーが単行で運転されていて、きれいな街並みをゴロゴロと走る小さな電車を見ていると、確かにここに住みたくなってしまいます。 最後にこれも鉄道といえば鉄道なのですが、ストリートカーの南の終点、サウス・ウォーターフロント地区からは市が運営するロープウェイ(Portland Aerial Tram)があります。 最初に名称を見たとき「Tram」(路面電車)と付いているので新しいストリートカーの路線が出来るのかと思いましたが、「Aerial」(空中の)と形容されているので、「空のトラム」つまりロープウェイのことなのです。 都市部にあるロープウェイということで、その使用目的から取り上げてみました。 |
名称 |
種別 |
備考 |
ライトレール |
古いストリートカーも運行している |
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ストリートカー(ライトレール) |
古いストリートカーも運行している |
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ロープウェイ |
日曜・祝日は運休 |
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