クレストンの駅舎は平屋の地味な建物で、見てくれはだいぶくたびれています。　しかし、きらびやかさを排除したその建物は、使い込まれた工具のように鉄道員たちに馴染んでいるようで、駅の雰囲気は中々よろしいです。　このような何も主張したところがなく、誰からも注目されず、それでいてけなげに頑張っている駅は私は結構好きです。　駅のすぐ西側にはシカゴ・バーリントン ＆ クインシー鉄道（Chicago Burlington & Quincy Railroad - CB&Q）の1899年建造の大きな駅舎が保存されています。　その旧駅舎はクレストン市が管理していて、ホールはイベント用に、また建物の一部は博物館として使用されています。　旧駅舎と比較すると今のアムトラック駅は見劣りがしますが、息使いのする現駅の方が、剥製のようになった旧駅より駅らしさがあるのは言うまでもありません。　アムトラック用に旧駅舎の待合所を開放する計画もあります。　もしアムトラックが再び旧駅舎を使用すれば、駅の雰囲気はまた変わるでしょう。

駅情報：

所在地

Pine Avenue & Adams Street
Creston, IA 50891

経緯度

北緯41.06度　西経94.36度

標高

400ｍ

人口

7597人

駅員

無人駅

駅舎

近代駅舎、1968年建造

乗降客数

5011人 （2007年度）

アムトラック列車情報：

CALIFORNIA ZEPHYR

[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ]

2002年5月2日訪問

アムトラック駅舎 （南西側）

エマリービル方面 （西方向）

シカゴ方面 （東方向）

市が管理している旧駅舎

旧駅舎 （西側）

旧駅舎内部 （博物館）