GLENWOOD SPRINGS |
COLORADO |
(GSC) |
グレンウッド・スプリングスは100年以上の歴史を持つ温泉リゾート地です。 1887年に鉄道が開通してからリゾート開発が始まり、まず1890年に温泉プールとそのロッジが建造され、その3年後の1893年にはリゾートホテルが建てられました。 この2つの施設は現在でも健在で、この温泉観光地の代表的な施設となっています。 この地の歴史を見てきた施設ということで、もし興味のある方はリンクを付けておきましたのでそちらからどうぞ。 温泉プールとロッジ: Hot Springs Lodge & Pool ホテル: Hotel Colorado グレンウッド・スプリングス駅は旧デンバー&リオ・グランデ・ウェスターン鉄道(Denver & Rio Grande Western Railroad)が1904年6月18日に開業した駅なので、2004年6月でちょうど100周年を迎えました。 駅舎も開業当時のものが使われています。 この駅舎はロマネスク・リバイバル様式の、赤い砂岩で造られた建物で、これは前記した温泉ロッジやホテル・コロラドと景観を合わせるために採用された建築様式です。 100年の歴史を持つこの赤味を帯びた石造りの駅舎は、この温泉地のひとつのシンボルとなっています。 駅前には広場もなく狭い所に位置していますが、都市にある駅とは違い人々がゆっくりと歩いているので、のんびりとした時間が流れています。 この駅はアムトラック係員にいる有人駅なので、駅施設は整っています。 空港が近くにないので列車での利用客も多いようで、この時代に於いてもグレンウッド・スプリングス駅はこのリゾート地の玄関口として利用されていて、そのためか駅舎は内外ともきれいに整備されていてます。 現在グレンウッド・スプリングス駅は路線を管理しているユニオン・パシフィック鉄道が所有していますが、アムトラックは駅舎をリースで使用しています。 借りて使用しているアムトラックですが、1990年には屋根周りの修理と空調機器のオーバーホールを実施しています。 アムトラックによると、この駅からの乗降客数は年平均で約3万2千人と発表しています。 また、グレンウッド・スプリングス市の発表ではその鉄道利用客の80%は夏期に利用しているということです。 これを見ると、おもに夏のリゾート地として利用されているのが分かります。 駅舎はコロラド川に沿って建っていて、ホームから両方向をのぞむとコロラド川に沿った線路が曲線を描いて続いていて、風光明媚という言葉がぴったりの場所です。 特にシカゴ方面(東方向)を見渡すと、崖に張り付くように線路が延びていて、ここから始まるグレンウッド渓谷(Glenwood Canyon)の序章を垣間見ることが出来ます。 グレンウッド・スプリングスはこの地がすでにリゾート地ですが、ここから東にある観光地、ベイル(Vail)への連絡駅となっていて、列車に接続してアムトラックバスがリゾート地まで運行されています。
再訪: |
駅情報: |
所在地 |
413 7th
Street |
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経緯度 |
北緯39.55度 西経107.32度 |
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標高 |
1756m |
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人口 |
9614人 (2010年統計) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
9:30-16:30 毎日 |
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駅舎 |
レンガ造り駅舎、建造年不明 |
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乗降客数 |
33776人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ] |
2009年6月訪問 |
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駅舎正面 |
駅舎正面 |
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駅前通り(7th Street) |
駅付近の町並み(Cooper Avenue) |
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駅入口からの階段 |
待合所(改修中) |
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待合所(改修中) |
アムトラックの駅名標 |
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駅舎ホーム側 |
駅舎ホーム側 |
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プラットホーム |
プラットホーム |
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車窓からのぞむグレンウッド渓谷 |
車窓からのぞむグレンウッド渓谷 |
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2002年5月訪問 |
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駅舎ホーム側 |
駅舎ホーム側 |
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夕暮れのダウンタウン(左)と駅舎(右) |
待合所 |
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エマリービル方面 (西方向) |
シカゴ方面 (東方向) |
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