GRAND JUNCTION |
COLORADO |
(GJT) |
ユタ州との境から50キロほど東にある町です。 ユタ側から来ると久しぶりの都市ということもあって心が和みます。 人家の無い荒野をずっと走っていると考え方が哲学的になり、自分の存在価値や存在理由などを問答したりしてしまうので、人々の集まる都市に着くとホッとします。 この町には 「Junction」(ジャンクション)という名が付いていますが、ジャンクションとは接合点、合流点、連絡駅などという意味があり、私は鉄道が最初に建設され、連絡駅が出来たのでこのような地名になったと思っていたのですが、実際にはコロラド川(Colorado River)とガニソン川(Gunnison River)の合流点から来ている地名だそうで、鉄道とは関係が無いそうです。 この市の人口は約6万人(2010年統計)ですが、周囲に大きな都市が無いので、大都市に感じてしまいます。 この周辺は荒涼とした大地ですが、意外にも果物や野菜の産地となっています。 アムトラックのグランド・ジャンクション駅は木造駅舎を使用しています。 この駅舎は1970年代にレストランとして建造された建物を駅舎に改造しています。 アムトラックは老朽化を理由に1992年に旧駅舎からこの駅舎に移転しています。 この駅はアムトラック係員にいる有人駅なので、駅施設は整っています。 また、この駅の線路配置は南北に敷かれているので、エマリービル方面が北、シカゴ方面が南に向いています。 この駅舎の前に使用していた旧駅舎がすぐ南隣に健在でした。 この駅舎は旧デンバー&リオ・グランデ・ウェスターン鉄道(Denver & Rio Grande Western Railroad)が1906年に建造したレンガ造りの建物で、私が訪れた時(2002年5月)は改修中で立入り出来ませんでした。 改修後にアムトラックがこの駅舎を使用するのかは不明ですが、是非そうなってもらいたいものです。 単に商業用のスペースとして使われるのでは、旧駅舎が泣きます。 もう工事は完了していると思うので、今どのようになっているのかとても気になります。 グランド・ジャンクションから南に250キロほど下がるとデュランゴ(Durango)という町に着きます。 この町には全米でも有名な狭軌の観光鉄道、Durango & Silverton Narrow Gauge Railroad が走っています。 山岳を走る狭軌の蒸気機関車の写真を見たことがありますが、とてもに魅力的で、普段はあまり観光鉄道に興味を示さない私でも乗ってみたくなる鉄道です。
再訪: |
駅情報: |
所在地 |
339 South First Street |
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経緯度 |
北緯39.06度 西経108.57度 |
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標高 |
1395m |
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人口 |
58566人 (2010年統計) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
8:00-17:00 毎日 |
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駅舎 |
木造駅舎、1970年代建造 |
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乗降客数 |
29218人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ] |
2009年6月27日訪問 |
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駅舎正面 |
駅舎ホーム側 |
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待合所 |
チケットカウンター |
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シカゴ方面 (南東方向) |
エマリービル方面 (北西方向) |
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旧駅舎正面 |
旧駅舎ホーム側 |
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旧駅舎ホーム側 |
「FOR SALE」がむなしい |
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2002年5月4日訪問 |
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駅舎正面 |
駅舎ホーム側 |
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待合所 |
駅から西方向をのぞむ |
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エマリービル方面 (北西方向) |
シカゴ方面 (南東方向) |
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現駅舎のすぐ横にある旧駅舎 (正面) |
旧駅舎は改修中で立入禁止 (ホーム側) |
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