Amtrak - Holdrege, NE (HLD)

ネブラスカ州ホールドリッジ。　アムトラックの駅がなければ絶対に知り得ない地味な町。　いや、アムトラックの駅があっても、たまに忘れてしまいます。　そんな特徴のない町ですが、駅を大切に扱ってくれています。　駅舎はシカゴ・バーリントン＆クインシー鉄道（Chicago Burlington & Quincy Railroad - CB&Q）の1912年建造のレンガ造り平屋の大きな建物ですが、昔のままに忠実に改修された駅舎は良く管理されていますし、駅周辺もきちんと整備されています。　派手にいじくられていないので、しっとりと落ち着いた感じが残っています。　これだけきちんと駅を整備しているので、駅で町を判断する私としては、ホールドリッジは良い町ということになります。　駅だけで町を判断するのは、かなり偏った見方ですが、駅をきれいにする余裕がある町はそれなりにリッチで、町の治安なども相対的に良いことが多いので、この見方は理にかなっているところもあると思うのですが。

アムトラックは駅舎の東側（シカゴ寄り）の一角を待合所として使っています（公衆電話とトイレあり）。　そのほかの場所は会社事務所として使われているようです。　列車の到着は深夜なので待合所は閉まっていましたが、窓から中を覗いてみると、当時のままに再現された待合所が見え、木を多く使ったインテリアはなかなか良い雰囲気でした。　駅舎のホーム側にまわると、古線路を利用した柵があるのですが、その線路の側面に "JOLIET 1887 VIII 32LB" という表示があるのを見つけました。　ジョリエット社の1887年製造の32ポンド（14.5ｋｇ）レールということでしょうか。

所在地	100 West Avenue Holdrege, NE 68949
経緯度	北緯40.44度　西経99.37度
標高	709ｍ
人口	5636人
駅員	無人駅
駅舎	レンガ造駅舎、1912年建造
乗降客数	1752人（2007年度）


駅舎正面 2002年5月3日		駅舎ホーム側 2002年5月3日


古線路に ”JOLIET 1887 VIII 32LB” と表示 2002年5月3日		待合所 2002年5月3日


シカゴ方面（東方向） 2002年5月3日		エマリービル方面（西方向） 2002年5月3日

列車名	経路
CALIFORNIA ZEPHYR	[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ]