Amtrak - Holland, MI (HOM)

この地名の「ホランド」とは日本でいう「オランダ」のことです。　地名が示すように、最初の入植者がオランダ人であったことや、その後もたくさんのオランダ人がこの地へ移住してきたことから、この町には多くのオランダ人が住んでいます。　オランダといえば「チューリップ」。　この町では毎年5月の初めに「チューリップ祭」（Tulip Time Festival）が開催されます。　下にある写真の日付を見て頂けると分かりますが、私がこの地を訪れたのは正にその5月初め。　町はフェスティバルで混雑していて、駅周辺の道路は通行止めとなっていました。　仕方なく駅から遠く離れたお祭り用の駐車場に車を停め、小走りに駅まで向かいました。　途中には人々が盛り上がっているような場所もありましたが、相変わらずフェスティバルには見向きもせずにアムトラック駅へ直行しました。　駅舎の前には色鮮やかなチューリップが咲き誇り、もうこれだけで十分にチューリップ祭を堪能した気分です。　チューリップはこうして見ると本当に「明るい」花で、もうそれだけで駅が華やいで見えます。

ホランドの駅舎は旧ペレ・マルケット鉄道（Pere Marquette Railways - PM）の1926年建造の建物ですが、近代的に改装してあるので昔の面影はありません。　待合所は明るく、プラットホームもきちっと舗装されていて新駅のようです。　この駅舎はホランド市のトランスポーテーションセンターとして使用されているので、アムトラックのほかに長距離バスのグレーハウンドバスも共用しています。　待合所には改修前のホランド駅舎の写真が飾ってありました。　チューリップに囲まれた今の駅舎とは比べ物にならないくらい荒れ果てていました。　一般的に言うと今の駅舎の方が良いに決まっていますが、個人的には昔の荒れた駅風景も結構好きなので困ってしまいます。

所在地	171 Lincoln Avenue Holland, MI 49423
経緯度	北緯42.79度　西経86.10度
標高	187ｍ / 615ft
人口	33051人（2010年統計）
駅員	無人駅
駅舎	レンガ造り駅舎、1926年建造
乗降客数	38533人（2011年度）


駅舎正面 2002年5月8日		プラットホーム 2002年5月8日


待合所 2002年5月8日		改修前の駅舎（待合所の写真から） 2002年5月8日


グランドラピッズ方面（北方向）をのぞむ 2002年5月8日		シカゴ方面（南方向）をのぞむ 2002年5月8日

列車名	経路
PERE MARQUETTE	[ Chicago, IL - St. Joseph, MI - Grand Rapids, MI ]