HOLYOKE |
MASSACHUSETTS |
(HLK) |
マサチューセッツ州ホルヨークはコネチカット川(Connecticut River)に沿った町で、人口は約4万人。 アムトラック駅は街の東側に位置しています。 この駅はバーモンター号のルート変更により誕生しましたが、ルート変更時の2014年12月29日に開業したノーザンプトン(Northampton)とグリーンフィールド(Greenfield)より遅れての開業となりました。 他の2駅が簡易プラットホームだけを設置したのとは違い、ホルヨーク駅は恒久的な駅を建造することを選択しました。 その長期の協議のあとから駅の建造が開始されたので、他の2駅から遅れること8ヶ月、2015年8月27日に開業となりました。 今しっかり造らないとタイミングを逃し予算獲得が困難になるという焦りでもあったのでしょうか。 それとももう二度と旅客鉄道を放さないという強い意志の現れでしょうか。 ここでこの街の印象について触れておきます。 とても「怪しい」のです。 それも駅に近づくにつれ、その怪しさが増してゆきます。 活気のない街並み、交差点に佇む二人組み、近寄る車にサインをする二人組み。 これはあくまで私の推測ですが、何か良からぬものを売買しているように見えます。 駅に着いても雰囲気は変わらず、どこか怪しいのです。 新駅なのに浮かれた気分になれない場所です。 駅を観察しても開業から1年しか経っていないのにすでに壊されている駅看板、薄汚れたベンチ、鳥の糞が付いたままの柵、駅前にある廃墟の建物。 正直に言って治安が良い場所には感じません。 私が訪問したのは夕刻ですが、それでもこの雰囲気です。 この駅に到着する列車が昼間なのが幸いです。 写真で見るピカピカの新駅の華やかな印象とは対照的な、どこか寂く暗い街と駅でした。 ホルヨークには旧駅舎が健在です。 今のアムトラック駅から北に約200メートルのところにありますが、廃墟状態で放置されています。 実は「アムトラック駅をこの駅舎で」というアイデアがあり、そのために協議が長引いたという経緯もあります。 実際に訪問してみると、この駅を改修しても周辺の開発がないと難しいと感じました。 前述した「怪しさ」が理由なのは言うまでもありません。 旧駅舎の写真を撮っているときも背後の雰囲気が気になって落ち着かなかったです。 早々に退散して国道まで出たとき、やっと安心できました。 |
駅情報: |
所在地 |
74 Main Street |
|
経緯度 |
北緯42.20度 西経72.60度 |
|
標高 |
27 m / 90 ft |
|
人口 |
39880人 (2010年統計) |
|
駅員 |
無人駅 |
|
駅舎 |
シェルターのみ |
|
乗降客数 |
1718人(2019年統計) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
VALLEY FLYER |
[ Greenfield, MA - Springfield, MA - New Haven, CT ] |
[ St. Albans, VT - Springfield, MA - New York, NY - Washington, DC ] |
駅入口 |
駅正面 |
|
駅正面 |
駅情報 |
|
ホームへのスロープ |
プラットホーム |
|
駅名標 |
プラットホームは嵩上げタイプです |
|
駅から駐車場をのぞむ |
駅前にある廃墟の建物 |
|
北方向(セントアルバンズ方面)をのぞむ |
南方向(ワシントンDC方面)をのぞむ |
|
廃墟で放置されている旧駅舎 |
旧駅舎はアムトラック駅の約200m北にある |
| 駅検索ページ | [ H ] の駅 | マサチューセッツ州の駅 |
| アムトラックのページ | ホーム |