MATTOON |
ILLINOIS |
(MAT) |
この駅には1917年建造のレンガ造りの駅舎があります。 私が訪れた2002年4月には、駅前通り(Broadway)が工事中で、線路を渡る跨線橋の付け替え工事の最中でした。 線路上にも敷板が置かれ、ダンプカーが走り回っていました。 ちょっと悪い時に訪れたようです。 しかし、一歩駅舎の中に入ると、静かな空間が広がっていました。 この駅は面白い構造で、1階部分に駅舎があり、下に降りると待合所、そしてそこからホームへと出て行きます。 線路の部分が掘割状のくぼ地になっているので、このような構造になっています。 この駅舎で一番気に入ったことは、駅の「匂い」です。 古い建物特有の埃や年季の入った塗装、そして木に塗られたニスの匂いが暖房の熱によってゆっくりと混ざり合い循環しています。 新築や改修された駅舎からは決してこの匂いは出てきません。 長い歳月が作り出す醸造されたこの匂いは、その場でずっと深呼吸していたくなるほどで、まるで中毒患者のような心境です。 こういう古臭い建物の匂いがする駅舎というのもすっかり見なくなりました。 そしてこの駅舎も現在改修中ということで、今度訪れた時はこの匂いは消え失せてしまっていることでしょう。 残念といえば残念ですが、改修された駅舎があと100年経てば、同じ貫禄を持つことでしょう。 その時には私のような鉄道ファンが「いい匂いだな」と感心するのでしょうか。
追記: |
駅情報: |
所在地 |
1718 Broadway |
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経緯度 |
北緯39.48度 西経88.38度 |
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標高 |
220m |
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人口 |
18555人 (2010年統計) |
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駅員 |
無人駅 |
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駅舎 |
レンガ造り駅舎、1917年建造 |
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乗降客数 |
38328人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Chicago, IL - Memphis, TN - Jackson, MS - New Orleans, LA ] |
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[ Chicago, IL - Champaign / Urbana, IL - Carbondale, IL ] |
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[ Chicago, IL - Champaign / Urbana, IL - Carbondale, IL ] |
2007年8月訪問 |
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駅舎正面(南側) |
駅舎北側 |
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正面入口 |
待合所は下に降りた所にあります |
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駅舎ホーム側 |
「ILLINOIS CENTRAL
RAILROAD」の駅舎です |
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ニューオリンズ方面(南方向)をのぞむ |
マットゥーンの街並み(駅前通り) |
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2002年4月訪問 |
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駅舎正面 |
待合所 |
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ニューオリンズ方面(南方向)をのぞむ |
シカゴ方面(北方向)をのぞむ |
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駅舎ホーム側 |
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