PROVIDENCE |
RHODE ISLAND |
(PVD) |
プロビデンスはロード・アイランド州の州都であり、最大の都市です。 プロビデンスはこの地域における最初の入植地(1636年)で、その地名は「神の摂理」を意味します。 歴史を軽く説明すると、最初の入植者であるロジャー・ウィリアムスとその信奉者は「アメリカ・インディアンの土地強奪反対」を唱えたため、マサチューセッツから追放され、この地に辿り着いたという経緯があります。 イギリスからの入植者はインディアンを追放し土地を奪ってきたということは知られていますが、ロジャーのようにその方法に反対していた人々もいたのです。 ロジャーがプロビデンスに入植したときは、その土地をインディアンから「購入」したといわれています。 ロード・アイランド州の正式名称は「State of Rhode Island and Providence Plantations」といい、日本語では「ロードアイランド及びプロビデンス・プランテーション州」となります。 これは全米で最も長い州名になっていて、後部の「プロビデンス・プランテーション」が、ロード・アイランド州の起源、そしてその思想が重要視されている表れでしょう。 州都を代表してロード・アイランド州の地理的特徴をひとつ: この州は全米最小で、その面積は滋賀県とほぼ同じです(最大はアラスカ州で、日本の面積の約4.5倍)。 アムトラックの駅は州議事堂に隣接した場所に位置しています。 駅を出て目の前の丘を登ればそこは州議事堂という、もう本当に目と鼻の先という関係です。 この駅は1986年に移転したのですが、その際に半地下化として、その上部に駅舎を建てました。 この駅はアムトラックとコミュータートレイン(MBTA)が共用しており、1986年建造の駅舎は中央部がドーム状になった近代的な建物です。 また駅舎の南西角に時計台があるのが特徴です。 州最大の都市で、しかも州都ですから、当然アムトラック係員のいる有人駅となっています。 移転前の場所は現駅より300メートルほど南にあり、ダウンタウンに隣接していました。 場所的には便利ではありましたが、東西に横たわる昔の巨大な鉄道駅の造りが流通の妨げとなり、町の問題となっていました。 そこで駅移転という大きなプロジェクトが行われることになり、現在の鉄道需要に応じた大きさへ縮小され、さらに移転による立体交差化により町の交通事情は改善されました。 1986年に駅としての役目を終えましたが、旧駅舎は今もダウンタウンに健在です。 旧駅舎の前は緑地帯になっていて、その向かいにグレーハウンド(長距離バス)とローカルバスのターミナルがあります。 |
駅情報: |
所在地 |
100 Gaspee Street |
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経緯度 |
北緯41.83度 西経71.41度 |
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標高 |
3m / 10ft |
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人口 |
178042人 (2010年統計) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
5:00am -
11:00pm 月-金 |
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駅舎 |
近代駅舎、1986年建造 |
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乗降客数 |
625995人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Boston, MA - New York, NY - Washington, DC ] |
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[ Boston, MA - New York, NY - Newport News, VA ] |
都市鉄道情報: |
名称 | 種別 |
MBTA (Massachusetts Bay Transportation Authority) |
コミュータートレイン、地下鉄 |
州議事堂に隣接するアムトラック駅 |
駅南口 |
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駅北口 |
待合所とチケットカウンター(奥) |
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駅舎は1986年建造 |
コミュータートレイン(MBTA) |
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南方向(ニューヨーク方面)をのぞむ |
北方向(ボストン方面)をのぞむ |
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ロードアイランド州の州議事堂 |
プロビデンスの町並み(バスターミナル付近) |
プロビデンスの旧ルートと旧駅舎、線路は撤去されましたが、駅舎は健在です (1985年9月) |
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