SPOKANE |
WASHINGTON |
(SPK) |
スポケンはワシントン州の東のはずれにある都市で、人口も州の中でシアトルに次いで2番目に多い市です。 ワシントン州を西から来ると荒涼とした大地を横断してくるので、どうしてこんなところにこれだけの都市があるのか不思議な感じがします。 スポケン駅は町の中心部にあり、駅舎は1890年に建てられたものを1994年にきれいに新装改築したもので、グレーハウンドバスと共用の待合所もきれいに保たれています。 アムトラック窓口の営業時間は列車の到着時刻の関係で夜の10時から朝5時30分までとなっていまが、待合所は24時間オープンしています。 このあたりの路盤は高架になっているので、プラットホームには地下道を通り、階段かエレベーターで上がるようになっています。 エンパイア・ビルダー号はここでシアトル方面の列車とポートランド方面の列車の分割併結が行われます。 私の友人R氏がここから南に120キロほど行ったところにあるプルマン(Pullman)という人口2万ほどの小さな町に住んでいて、このスポケンを訪れる際の基地とさせてもらいました。 彼に言わせるとスポケンは田舎で主要な買い物はシアトルで済ませるそうです。 スポケンは田舎だという彼の住んでいるプルマンはもっと田舎で、ワシントン州立大学があるのがせめてもの救いです。 しかしこのプルマンには古い駅舎がふたつも残っています。 ひとつは1938年にユニオンパシフィック鉄道によって建てられたもので、現在はきれいに改装され州立大学のビジターセンターとして使われています。 もうひとつは1917年に建てられた Pufferbelly Depot という駅舎で、こちらも会社の事務所などとして使われているようですが、近代的な改装などは施されてなく昔の面影が残っています。 しかもその駅まで通じている線路は貨物線として現役で使われています。 またプルマンには州内でも絶滅寸前のウィグワグシグナル(Wigwag Signal)という踏切の警報機が現役で、その手のマニアたちには有名な場所となっています。 Dan's Wigwag Site (英語)というホームページで現存するウィグワグシグナル(Surviving Wigwags)について詳しい情報が得られます。
ウィグワグシグナル: 踏切の警報機の一種で、赤く点滅する電灯の部分が振り子のように左右に揺れ動くもの。 旧式なタイプの警報機のため、現在ではほとんど見かけることがなく、警報機マニアの間では珍重されている。
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駅情報: |
所在地 |
West 221 First Avenue |
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経緯度 |
北緯47.66度 西経117.42度 |
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標高 |
587m |
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人口 |
208916人 (2010年統計) |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
22:00 - 5:30 毎日 |
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駅舎 |
1890年建造、1994年改修 |
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乗降客数 |
46798人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Seattle, WA (Portland, OR) - St. Paul/Minneapolis, MN - Chicago, IL ] |
改修前のスポケン駅舎 (1986年5月) |
駅舎正面 |
トランスポーテーションセンターとして使用 |
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駅舎正面入口 |
1890年建造、1994年改修近代化 |
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アムトラック窓口と待合所 |
プラットホームは高架にある |
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シカゴ方面(東方向)をのぞむ |
シアトル・ポートランド方面(西方向)をのぞむ |
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スポケン・ダウンタウン |
ダウンタウンの高架線を走るBNSFの貨物列車 |
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Pullman (Spokaneの120キロ南) |
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パッファーベリー駅 (プルマン) |
廃線のような貨物線は現役です。(プルマン) |
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