アシュランド駅はオハイオ川の川岸に位置し、二つ西となりにあるメイズビルと同様、駅舎は堤防の中にあります。 　両駅とも洪水時には見捨てられるという悲しい駅です。　アシュランド駅はトランスポーテーションセンターで、グレーハウンドバスやローカルバルと共用しています。　駅舎はチェサピーク＆オハイオ鉄道（C&O）が1906年に建造した貨物用建物を改造して使用しています。　レンガ造りの古い建物ですが、アムトラックの待合所（トイレと公衆電話あり）は近代化されていて昔の面影はありません。　

アムトラック運行開始の1971年から1975年までは数ブロック離れた所にある旅客用駅舎を使用していましたが、いまはこの駅舎は銀行に改造されています。　1975年以降は路線変更でアムトラックはアシュランドは立ち寄らなくなりましたが（Catlettsburg駅に変更）、1998年3月11日から現在のアシュランド・トランスポーテーションセンターに戻ってきました。

アシュランドは貨物の取り扱いが盛んで、多くの貨車が構内用の機関車によって行き来していました。　保線状態がひどいのか、その貨車は左右に大きく揺れながら走っていました。　その傾き方が尋常でないので、よく脱線しないものだと興味深く見ていました。　アムトラックにはバージニア州にも同名のアシュランド駅があります。

駅情報：

所在地

99 15th Street
Ashland, KY 41101

経緯度

北緯38.48度　西経82.64度

標高

165ｍ

人口

21684人 （2010年統計）

駅員

無人駅

駅舎

レンガ造駅舎、1906年建造

乗降客数

2820人 （2011年度）

アムトラック列車情報：

CARDINAL

[ New York, NY - Indianapolis, IN - Cincinnati, OH - Chicago, IL ]

アムトラック待合所は一番右の扉
2001年8月29日

駅舎東側
2001年8月29日

シカゴ方面
2001年8月29日

線路のすぐ北側にはオハイオ川が流れる。
2001年8月29日