COLFAX |
CALIFORNIA |
(COX) |
コルファックス駅は標高738メートル、山あいの小さな町にある駅です。 この先、東方向(シカゴ方面)にはシエラ・ネバダ山脈の険しい峠が控えています。 峠の頂点は標高2000メートルを超え、急勾配が約80キロ続きます。 この峠はドナー峠(Donner Pass)といいます。 私はこの名を聞くと、西部開拓時代に幌馬車隊が冬の雪のために全滅したという実話を思い出し、少し怖い気分になりますが、この峠がいかに厳しいかを歴史が物語っていると言えましょう。 アムトラックの時刻表(2004年春・夏号)によると、東行き(シカゴ行き)のカリフォルニア・ゼファー号は、ここコルファックス駅と、峠を越えた東隣のトラッキー駅の間に2時間16分かかっています。 両駅間は約100キロなので、表定速度は約50キロ/時となります。 思っていたより速度が早いですね。 これだけの峠越えを平均50キロ/時で走行するとは、ディーゼル機関車の性能向上と線路改良のお陰でしょうか。 この駅には3度訪れたことがあります。 2001年12月に最初に来た時は、駅舎は改修中で(新築にも見えるが、1905年建造の旧サザン・パシフィック鉄道の駅舎らしい)、外装も出来ておらず、雨に濡れた駅舎はみじめな状態でした。 2回目はもちろん新駅舎を見るために2003年6月に再訪しました。 あれから1年半、完成していると思った駅舎はまだ工事中でした。 仕事が遅いなー。 でもなんとか外装工事は終わっていたようで、旧サザン・パシフィック鉄道の駅舎特有の黄色で塗られていました。 駅前にはダブル・ルーフの展望車が1両置かれていて、商工会議所として使用されていました。 この商工会議所は新駅舎完成後は駅舎内に移転するのでしょうか。 もしそうなったら、この展望車はどうなってしまうのか、少々心配であります。 この展望車、日本にもあった 「マイテ」 と少し似ていて、親近感が持てます。 そして3回目の2008年9月、駅舎の改修は終わっていました。 心配していたマイテ似の展望車も健在です。 アムトラックの路線図を見ると、この駅の西隣の駅はアーバン駅(Auburn)となっています。 しかし、この駅から列車でアーバンへ直接行くことは出来ません。 その詳細に関してはアーバン駅のところで説明しているので、こちらをご覧下さい。 |
駅情報: |
所在地 |
Church Street and SP Tracks |
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経緯度 |
北緯39.10度 西経120.95度 |
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標高 |
739m / 2421 ft |
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人口 |
1963人 (2010年統計) |
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駅員 |
無人駅 |
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駅舎 |
木造駅舎、1905年建造 |
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乗降客数 |
4036人 (2011年度) |
アムトラック列車情報: |
列車名 | 経路 |
[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ] |
2008年9月7日訪問 |
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駅全景 |
駅舎(北側) |
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駅舎(南側) |
駅舎(ホーム側) |
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駅舎(ホーム側) |
待合所 |
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アムトラックバス停 |
待合所 |
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標高2421フィート(738メートル) |
展望車 |
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エマリービル方面 (南方向) |
シカゴ方面 (北方向) |
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西行きカリフォルニア・ゼファー号 |
コルファックスの町並み(駅周辺) |
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2003年6月28日訪問 |
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駅舎はまだ改修中 |
駅舎(線路側) |
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プラットホーム |
昔の展望車は商工会議所として使用されている |
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エマリービル方面 (南方向) |
シカゴ方面 (北方向) |
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2001年12月17日訪問 |
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駅舎は改修中 |
駅の踏切から町をのぞむ |
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エマリービル方面 (南方向) |
シカゴ方面 (北方向) |
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