| GREENSBORO |
| NORTH CAROLINA |
| (GRO) |
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グリーンズボロは州都ラリーから135キロ、州最大の都市シャーロットから143キロと、2大都市の中間点に位置し、人口も20万を越す大きな市です。 インターステートハイウェイ（高速道路）と鉄道路線は共に5方向からこの都市に集まり、州中北部の経済の中心地となっています。 グリーンズボロには3つの駅舎があります。 一番古いものがエルム通り（460 South Elm Street）にある旧サザン鉄道のレンガ造りの駅舎で、これは1899年から1927年まで使用していました。 その次がワシントン通り（236 East Washington Street）にある同じく旧サザン鉄道の石造りの駅舎で、これは1927年から1979年まで使用していました。 最後のものが1979年から2005年まで使用したアムトラックの駅舎で、4キロほど西の郊外にありました（2603 Oakland Avenue）。
1979年に建造されたアムトラックの旧駅舎は市の中心地から4キロほど西の郊外にある長閑な駅でした。 アムトラック駅舎の典型ですが、中央部に貨物ヤード用の管制塔があり、ノーフォーク・サザン鉄道（Norfolk Southern - NS）のヤード事務所にもなっています。 ですから、純粋なアムトラック駅舎という訳ではないようです。 私が訪れた2005年4月はまだアムトラックが使用していたので色々と観察したのですが、待合所や駐車場がとても狭く、旅客鉄道に力を入れているノースキャロライナ州としては、是非とも改善したかったのでしょう。 2005年10月にワシントン通りのサザン鉄道の駅舎の改修工事が完成し、アムトラックも移転して行きました。 アムトラックはこの駅舎をもう使用しませんが、ノーフォーク・サザン鉄道はヤード事務所として使用し続けるので、すぐに取り壊されたり、廃墟になったりすることはないと思います。 |
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駅情報： |
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所在地 |
236 East Washington
Street |
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経緯度 |
北緯36.07度 西経79.79度 |
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標高 |
256ｍ |
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人口 |
223891人 |
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駅員 |
有人駅 |
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営業時間 |
24時間営業 毎日 |
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駅舎 |
石造り駅舎、1927年建造 |
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乗降客数 |
71784人 （2006年度） |
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アムトラック列車情報： |
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列車名 |
経路 |
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[ New York, NY - Richmond, VA - Raleigh, NC - Charlotte, NC ] |
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[ New York, NY - Charlotte, NC - Atlanta, GA - New Orleans, LA ] |
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[ Raleigh, NC - Greensboro, NC - Charlotte, NC ] |
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駅舎正面 |
駅舎正面 |
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「SOUTHERN RAILWAY」の文字が残る |
チケットカウンター |
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ホール |
待合所 |
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ホームへの入口（列車到着時間以外は施錠） |
ホームへの地下通路 |
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クレセント号用のホーム（西方向をのぞむ） |
クレセント号用のホーム（東方向をのぞむ） |
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シャーロット方面（西方向）をのぞむ |
ホーム側からダウンタウン（北方向）をのぞむ |
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バスターミナル |
バス用待合所 |
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アムトラック旧駅舎 （2005年10月まで使用） |
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駅舎正面 |
駅舎ホーム側 |
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待合所入口（駅東側） |
ヤード事務所と共用の駅舎です |
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この駅は24時間営業 |
待合所とチケットカウンター |
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ニューヨーク方面（東方向）をのぞむ |
ニューオリンズ方面（西方向）をのぞむ |
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駅前通り （Lindell Road） |
駅入口の看板 （Spring Garden Street） |
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サザン鉄道旧駅舎 （1899～1927） |
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ダウンタウンに残る１番古いサザン鉄道の駅舎 |
この駅舎は1899～1927の間に使用 |
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「SOUTHERN
RAILWAY」と彫られている |
旧駅舎付近の街並み（Elm
Street） |
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最後の駅舎が2005年まで使用ということは、今のアムトラックの駅はどこにあるのでしょうか。 その答えは2番目の1927年建造の駅舎で、2005年10月の改修後に再びアムトラックが使用し始めました。 この駅舎は石造りの堂々としたもので、現存3駅舎の中で最も立派な建物です。 駅の2階部分には長距離バスのグレーハウンドやローカルバスのターミナルも併設され、トランスポーテーションセンターとしての役割もあります。 アムトラックは駅の1階部分を使用し、チケットカウンターと待合所が当時のままに再現されており、鉄道駅らしさを感じます。 夜行列車も運行されている関係で駅は24時間営業となっています。 この駅には島式のホームが2つありますが、進行方向別ではなく、北側のホームは「クレセント号」、南側のホームを「キャロライニアン号」と「ピエドモント号」が使用します。 これはこの駅を東へ出るとすぐ「クレセント号」は北の進路を取らなければいけないからです。 つまり、ちょうど分岐点にホームを設置したため、このような列車別のホームになっているという訳です（略図参照）。
