ハミルトン駅は古いレンガ造りの駅舎がありますが、アムトラックの利用客には解放されていません。　そのためこの駅には待合所とトイレはありません。　駅舎の青い扉の上にアムトラックの駅名標が付いていて、一見するとその扉が待合所入口のように思ってしまいますが、その扉は全く関係ないもので非常に紛らわしいです。　ひょっとすると以前は待合所として使われていたのかもしれません。　この駅はもうひとつ紛らわしいものがあります。　私は最初、複線で敷いてある線路の方をアムトラックが使用していると思い、そちらの方でプラットホームを探したのですがどうしてもホームが見当たらず、反対側の単線が分岐している方へ回ってみました。　この単線の線路は非常に荒れていて、単なる貨物の引込み線だろうと最初は考えたのですが、駅舎の前のレンガ敷きの地面をよく見てみると、プラットホームを表す黄色の線が引いてあるではないですか。　本当にこんな所をアムトラックの列車が走るのだろうかと半信半疑のままこの駅を後にしたのですが、帰ってから鉄道路線の地図で確認してみると、確かにその単線の分岐がシカゴ方面への路線でした。　やはり事前調査というのは必要だなと実感しました（この当時はまだ、行き当たりばったりで駅訪問をしていた）。　その鉄道路線地図によると、ここからシンシナティーの間は線路は南北に敷かれています。

注記：
2005年11月1日にハミルトン駅は廃止されました。　カーディナル号は運行されていますが、ハミルトン駅には停車しなくなりました。

駅情報：

所在地

M.L.King Boulevard at Henry St.
Hamilton, OH 45012

経緯度

北緯39.39度　西経84.56度

標高

183ｍ

人口

62477人 （2010年度）

駅舎

レンガ造駅舎、建造年不明

現在状況

不明

アムトラック列車情報：

CARDINAL

[ New York, NY - Indianapolis, IN - Cincinnati, OH - Chicago, IL ]
（カーディナル号は2005年11月1日よりハミルトンには停車しません）

ハミルトン駅（南西側）
2001年8月29日

ハミルトン駅（南東側）
2001年8月29日

プラットホーム（ワシントンDC方面）
2001年8月29日

青い扉が待合所
2001年8月29日