NORTH CAROLINA STATE FAIR |
NORTH CAROLINA |
(NSF) |
North Carolina State Fairは毎年10月終わりに10日間ほど開催されるイベントです。 1853年に農業祭として始まった歴史あるフェアで、2010年度の来客は100万人を超え、史上最多を記録しました(その中の一人は私です)。 現在のフェアでは派手な乗り物や、ゲームなどが目立ちますが、今でも州の農務省が主催しているだけあり、所々に農業関連の展示やコンテストもあります。 North Carolina State Fairが開催する10日間、アムトラックでは臨時駅を設け入場者の輸送にあたります。 フェアの開催地はラリー市に位置していて、アムトラックのラリー駅の約6キロ西、ほぼラリーとカリーの中間地点にあります。 フェアの南東側入場口のすぐ脇を線路が通っているので、その至近にある道路(Blue Ridge Boulevard)の踏切を通行止めにして、道路上をプラットホームとして対応しています。 この駅には実際に列車で訪問したので、この道路上ホームを実際に体験しました。 そろそろと列車が踏切上に停車し、アムトラック係員が黄色の踏み台を置き、降客を道路上に誘導します。 道路は列車到着前に地元の警官によって通行止めにしてあり、警官により道路脇の待合所方面へと誘導されます。 列車到着から待合所までの誘導を時系列で写真を撮ってありますので、下の写真を参考にして下さい。 待合所は仮設テントを使用しています。 テントの中にはパイプ椅子が整然と前向きに並べられていて、待合所というより集会所のようでした。 この待合所にはトイレや飲料水の施設はありません。 待合所のすぐ横に車椅子用の昇降機が置いてありました。 道路上のホームでもこういった設備を整えているのは立派です。 このNorth Carolina State Fair駅に停車するのは「キャロライニアン号」のみです。 長距離列車の「シルバースター号」が停まらないのは分かりますが、なぜ同区間を走る短距離列車の「ピエドモント号」が停車しないのでしょうか。 「ピエドモント号」はノースキャロライナ州の援助で運行されているのですから、ノースキャロライナ州主催のイベントを無視するというのは理解に苦しみます。 列車到着の度に踏切閉鎖が必要になるという警備上の問題でしょうか。 唯一停車する「キャロライニアン号」の利用も制限があり、シャーロット方面からのお客の降車と、シャーロット方面への乗車のみが許され、ニューヨーク方面からのお客はこの駅では降りることが出来ません。 1年に10日だけ営業する臨時駅ですが、この駅はアムトラックの駅名コード(NSF)が付いた正式な駅です。 ですから、このフェアが開催される時期が近づくと、アムトラックのホームページでもこの駅発着のチケットが購入出きるようになります。 もちろんアムトラックのチケット窓口でも購入可能です。 注: この駅は時刻表には掲載されません。 基本的に年に2度しか発行されない時刻表に、数日しか営業しない臨時駅を載せる訳にもいかないのでしょう。 |
駅情報: |
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所在地 |
1025 Blue Ridge
Boulevard |
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経緯度 |
北緯35.79度 西経78.71度 |
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標高 |
148m / 485ft |
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人口 |
276093人 (Raleigh, NC) |
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駅員 |
無人駅(臨時駅) |
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駅舎 |
仮設テント |
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乗降客数 |
データなし |
アムトラック列車情報: |
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列車名 |
経路 |
[ New York, NY - Richmond, VA - Raleigh, NC - Charlotte, NC ] |
車内から駅を見る |
車内からホーム(道路)を見る |
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この駅のホームは道路の踏切部分を使用 |
道路上へ降りる人々 |
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仮設テントの待合所 |
仮設テントの待合所 |
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駅名が表示されています |
待合所(テント内部) |
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車椅子用の昇降機も準備されています |
ホームとなった道路(踏切)をのぞむ |
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ニューヨーク方面(東方向)をのぞむ |
シャーロット方面(西方向)をのぞむ |
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State Fairの建物 |
State Fairのチケット売場 |
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