ROANOKE |
VIRGINIA |
(RNK) |
YouTube: ロアノーク駅は立派なホーム(だけ) ロアノーク駅は2017年10月31日に開業しました。 再度開業という表現が正しいかもしれません。 1979年10月1日にアムトラックは営業成績の良くない「ヒルトッパー号」(Hilltopper)を廃止、そのルート上の駅であったロアノーク駅も廃止した、という経緯があります。 初代駅が廃止されてから30年以上になりますが、ノースイースト・リージョナルがバージニア州のリンチバーグまで延伸されたので、ロアノークは次の延伸計画に何度も議論されてきました。 そしてこの度、めでたく(再度)開業となったわけです。 初代アムトラック駅は現駅から西に500メートルほどの位置に簡易駅舎が建てられ、線路の北側にプラットホームが設置されていましたが、現駅は中心地(ダウンタウン)にアクセスしやすい場所に移され、プラットホームも線路南側に設置されています。 列車はノースイースト・リージョナルが1日1往復だけで、駅は片側プラットホーム1本のみ、駅舎や待合所はなくアムトラック係員のいない無人駅です。 ホームに屋根はありますが待合所がないので、悪天候時は苦労しそうです。 そういう時は駅のすぐ東側にある全天候型跨線歩道橋にいると良いかもしれません。 跨線橋には簡単な町の観光案内表示などもあり、展望施設としても使っているようです。 この駅には2017年12月に列車で訪問しています。 列車が20分ほど遅れたので、ロアノーク駅に着いたのは午後10時過ぎでした。 夜更けの駅でしたが、駅の照明も明るく周辺の治安は全く問題なかったです。 列車から降りたときに気付きましたが、ステップを使わずに乗降出来るように高いプラットホームになっています。 さらに驚いたのが、今回到着した列車は9両編成でしたが、すべての車両から乗降できるように十分な長さのホームになっていたことです。 ひとつ気掛かりだったのが乗車率です、あまりにも空いていました。 この列車は乗車率10%以下だったので、日本のJRならば間違いなく機関車付け替えのDC駅でついでに4両を切り離し、5両程度のコンパクトな編成にしたことでしょう。 まだ開業1ヶ月だったので、定着するまでもう少し時間が掛かるかもしれません。 小言をひとつ、アムトラックの時刻表にロアノーク駅へのマイル表示がないので、リンチバーグとロアノーク間の距離が分かりません。 メールで聞いても返答なしです。 アムトラックさん、距離は付けてください。 そういうのを楽しみにしている人は結構いると思います。 |
駅情報: |
所在地 |
55 Norfolk Avenue SW |
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経緯度 |
北緯37.2732度 西経79.9414度 |
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標高 |
283m |
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人口 |
97032人 (2010年統計) |
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駅員 |
無人駅 |
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駅舎 |
なし |
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乗降客数 |
新駅のためデータなし |
アムトラック列車情報: |
列車名 |
経路 |
[ Boston, MA - New York, NY - Washington, DC - Roanoke, VA ] |
2017年12月2日訪問 |
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ロアノーク駅のアムトラック駅情報ボード |
駅のホームから道路へのスロープ |
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プラットホーム(東方向をのぞむ) |
プラットホーム(西方向をのぞむ) |
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歴史建造物の橋脚は壊せないのでホーム上に残り、その狭くなった線路側を通行禁止とした |
駅前(西方向をのぞむ) |
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駅前(東方向をのぞむ) |
Norfolk Avenue (西方向をのぞむ) |
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2017年12月3日訪問 |
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ロアノーク駅のアムトラック駅情報ボード |
ホームから駅前駐車場を見る(南方向をのぞむ) |
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駅前(西方向をのぞむ) |
駅前(東方向をのぞむ) |
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西方向をのぞむ |
東方向(ボストン方面)をのぞむ |
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駅前駐車場のすぐ先にある グレーハウンドバスターミナル |
駅付近のダウンタウン (Jefferson Street) |
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Roanoke Norfolk & Western (N&W) Station - 2017年12月3日訪問 |
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旧Roanoke Norfolk & Western (N&W)駅 |
旧Roanoke N&W駅は博物館として使用 |
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旧Roanoke N&W駅正面 |
"NORFOLK AND WESTERN RAILWAY" |
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旧Roanoke N&W駅(ホーム側) |
ホーム側の線路上にあった跨線橋は撤去された |
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東方向をのぞむ |
西方向をのぞむ |
ノーフォーク&ウェスタン鉄道(N&W)の駅舎(写真:1972年9月) 1975年3月にマウンテニア号の運行を開始したアムトラックはN&W駅舎は使用せず、 西方向へ数百メートルほどの場所にホームを設置した簡易駅で対応した。 このN&W駅舎は線路上の部分は解体されたが本屋部分は現存、 ミュージアムとして使用されている。
初代ロアノーク駅に停車中のマウンテニア号(写真:1976年4月) この当時のアムトラック・ロアノーク駅の所在地は「330 Shenandoah Avenue」、 現在のアムトラック・ロアノーク駅から約500メートル西の線路北側に位置していた。
初代ロアノーク駅に停車中のマウンテニア号(写真:1977年5月) 1977年にマウンテニア号はヒルトッパー号へと変更され、最終的にヒルトッパー号も 1979年10月に廃止される。 そのとき初代ロアノーク駅も廃止となった。
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