Amtrak - Williamsburg, VA (WBG)

ウィリアムズバーグは歴史の街です。　町の始まりは1632年にまでさかのぼるので、アメリカの中でも歴史の古い西洋都市のひとつです。　この歴史の古さを売りにして、この町には歴史保存地区（Colonial Williamsburg）が設けてあり、年間数百万人を超える観光客を集めています。　この保存地区はアメリカ独立直前の頃、イギリス植民地時代の姿を再現しています。　町全体がテーマパークのようになっていて、いくつかの歴史的建物への入場は料金が掛かります。　私は歴史保存地区には行きませんでしたが、街を車で走ってみました。　非現実的な落ち着かない街並み、というのが正直な感想です。　この街は18世紀の再現を主題としているので、「現実味がない」というのはある意味成功しているということでしょう。

アムトラックの駅は町の中心部にあり、アムトラック係員がいる有人駅です。　チェサピーク＆オハイオ鉄道（C&O）時代の1935年建造のレンガ造り駅舎を使用しています。　堂々とした雰囲気のある歴史的建造物ですが、この町の歴史と比較するとまだまだ若造です。　この駅舎はどこかで見たような気がすると思っていたのですが、ケンタッキー州にある「メイズビル駅」とそっくりでした。　どちらもチェサピーク＆オハイオ鉄道の駅舎で、ウィリアムズバーグが1935年、メイズビルは1918年の建造と17年の開きがありますが、両駅舎とも同じデザインを採用した建物なのでしょう。

再訪記：
2013年1月に再訪しました。　前回訪問してから10年近く経っていますが、駅にはほとんど変化がありません。　アムトラックのロゴも旧式のままで、この駅もアムトラックとしての歴史的価値が出てきます。　今回も町中を軽く走ってみましたが、前回よりも生活感があるように思いました。　冬で観光客が少なく、白けた風景に建物が溶け込んで、存在が自然に感じたのでしょう。

所在地	468 North Boundary Street Williamsburg, VA 23185
経緯度	北緯37.28度　西経76.71度
標高	25ｍ / 82ft
人口	14068人（2010年統計）
駅員	有人駅
営業時間	7:30 - 22:00　毎日
駅舎	レンガ造り駅舎、1935年建造
乗降客数	53056人（2011年度）

2013年1月訪問


駅舎正面（東側） 2013年1月3日		駅舎正面（西側） 2013年1月3日


駅舎正面 2013年1月3日		駅舎正面 2013年1月3日


駅舎正面入口（アムトラック側） 2013年1月3日		駅舎入口（グレーハウンドバス側） 2013年1月3日


アムトラック・チケットカウンター 2013年1月3日		グレーハウンドバス・チケットカウンター 2013年1月3日


駅舎ホーム側（東側） 2013年1月3日		駅舎ホーム側 2013年1月3日


駅舎ホーム側（西側） 2013年1月3日		ローカルバス乗り場 2013年1月3日


ボストン方面（西方向）をのぞむ 2013年1月3日		ニューポートニューズ方面（東方向）をのぞむ 2013年1月3日


ウィリアムズバーグの町並み（保存地区） 2013年1月3日		ウィリアムズバーグの町並み（保存地区） 2013年1月3日

2003年4月訪問


駅舎正面 2003年4月29日		駅舎正面 2003年4月29日


駅舎ホーム側 2003年4月29日		待合所とチケットカウンター 2003年4月29日


ボストン方面（西方向）をのぞむ 2003年4月29日		ニューポートニューズ方面（東方向）をのぞむ 2003年4月29日

列車名	経路
NE REGIONAL	[ Boston, MA - New York, NY - Washington, DC - Newport News, VA ]