クローフォーズビル駅周辺はかなり荒廃しています。　駅の近くにあるビルは廃墟になっていて、瓦礫やガラスの破片などが散乱していますし、昼間なのに人気が全くありません。　とても治安が良いとは思えないので、夜間にこの駅を利用するときは注意が必要です。　モノン鉄道（Monon Railroad）が1926年建造したレンガ造りの駅舎があるのですが相当に老朽化していて、屋根などはボロボロで穴が開いていました。　それでもこの駅舎は貨物鉄道会社の詰所として使われているようで、保線用の車が駅前に数台停まっていました。　その駅舎の横にこれまた薄汚れたアムトラックの待合所が設置されています。　待合所内部も不衛生で、とてもこんな所で列車を待とうという気にはなれません。　もちろんトイレなどはなく公衆電話のみの設置となっています。　しかしこれだけ天気の良い日中に危険を感じた駅というのは初めてです。　何だかひどい話ばかりなので、最後にこの駅周辺の「鉄情報」をお送りします。　この駅の北側と南側には今は貴重となった腕木式信号機が現役で活躍しています。　この駅に到着する前と発車直後は窓の外にご注目を。

追記：
地元の高校生34人が、駅周辺と待合所の清掃、改善を行い、2006年5月7日に完成祝賀会が開かれました。　私が訪れた2001年当時は、非常に雰囲気の悪い駅として評価しましたが、今は違う雰囲気の駅になっていることと思います。　その地元高校生は2006年10月にアムトラックから表彰されています。

駅情報：

所在地

Spring and Green Streets
Crawfordsville, IN 47933

経緯度

北緯40.04度　西経86.90度

標高

229ｍ

人口

15915人 （2010年統計）

駅員

無人駅

駅舎

レンガ造駅舎、1926年建造

乗降客数

5897人 （2011年度）

アムトラック列車情報：

CARDINAL

[ New York, NY - Indianapolis, IN - Cincinnati, OH - Chicago, IL ]

HOOSIER STATE

[ Indianapolis, IN  - Chicago, IL ]

クローフォーズビル駅 待合所
2001年8月28日

屋根が剥がれかなり老朽化している駅舎
2001年8月28日

インディアナポリス方面
2001年8月28日

シカゴ方面
2001年8月28日