アムトラックのディロン駅は町の中心部（ダウンタウン）にあり、アトランティック・コーストライン鉄道（Atlantic Coast Line - ACL）時代のレンガ造りの駅舎を使用しています。　軽い感じの改修が施されていて、昔の面影を留める良い駅舎です。　この駅は無人駅ですが、待合所は完備されています。　駅舎の北端の小さなスペースがアムトラック用の待合所に当てられています。　駅舎のそのほかの部分が何に使用されていたかは覚えていません。　この駅は昼行列車の「パルメット号」のみが停車し、夜行列車の「シルバーメテオ号」は通過します。

再訪記：
2008年5月に5年振りに再訪しました。　5月にしては汗ばむほどの陽気で、夏のような強い日差しが降り注いでいます。　人口6千人の町は時間の流れもゆっくりで、町の中心部にいてものんびりしてきます。　のどかな気分になるくらい駅周辺の治安は良いです。　それでは駅の観察を始めます。　駅舎自体には大きな変化はありませんが、プラットホームや駅周辺が整備されていて、ホームには真新しいレンガが敷詰められていました。　5年前の時はコンクリートホームだったので、わざわざコンクリートを剥がしてレンガを敷いたということです。　オリジナルを大切にするという駅改修に対する考え方が現れています。　駅の側面に付いている「rail passenger station」というアムトラック駅を示す表示板も新品に変わっていました。　新品なのにアムトラックのロゴが古いままでした。 　これもこだわりでしょうか。　というより、今でも旧ロゴの新品表示板があることが驚きです。　待合所のノブを回すと、ドアは施錠されていませんでした。　最近はセキュリティーの関係で待合所が列車到着時以外は締め切られる駅が増えてきましたが、この駅は開放されていました。　待合所の中は相変わらず小さく、特に変わっていません。　待合所の隣は貨物鉄道会社のCSX Transportationの事務所でした。　この日は保線用のトラックがたくさん停まっていて、トラックに積んである機器の点検をしていました。　このように駅舎はアムトラックとCSXで仲良く使っていて、今でも貨客両用駅として活躍しています。

駅情報：

所在地

100 North Railroad Avenue
Dillon, SC 29536

経緯度

北緯34.42度　西経79.37度

標高

35ｍ / 115ft

人口

6316人

駅員

無人駅

駅舎

レンガ造り駅舎、建造年不明

乗降客数

4894人 （2005年度）

アムトラック列車情報：

列車名

経路

PALMETTO

[ New York, NY - Washington, DC - Florence, SC - Savannah, GA ]

2008年訪問

駅舎正面
2008年5月23日

駅前通り（Railroad Avenue）
2008年5月23日

貨物鉄道会社「CSX」の事務所があります
2008年5月23日

駅舎ホーム側
2008年5月23日

待合所入口（ホーム側）
2008年5月23日

小さな待合所
2008年5月23日

小さな待合所
2008年5月23日

小さな待合所
2008年5月23日

北方向（ニューヨーク方面）をのぞむ
2008年5月23日

南方向（マイアミ方面）をのぞむ
2008年5月23日

東方向をのぞむ（Main Street）
2008年5月23日

西方向をのぞむ（Main Street）
2008年5月23日

2003年訪問

駅舎正面
2003年6月23日

駅舎ホーム側
2003年6月23日

待合所入口（ホーム側）
2003年6月23日

小さな待合所
2003年6月23日

北方向（ニューヨーク方面）をのぞむ
2003年6月23日

南方向（マイアミ方面）をのぞむ
2003年6月23日